研究課題/領域番号 |
21653094
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
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研究分担者 |
鴨川 明子 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教 (40386545)
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キーワード | 教育政策 / 国際機関 / 教育協力 / アジア / アフリカ / リージョナルガバナンス / グローバルガバナンス / ナショナルガバナンス |
研究概要 |
本研究は、グローバル(ユネスコ、世界銀行等)、リージョナル、ナショナル(教育省、内務省等)の教育政策過程において、これまでほとんど研究されてこなかった「リージョナル」レベルに焦点を当て、研究を行うことを目的としている。本研究では、特にアフリカとアジアの2地域に焦点を当て、多種多様な形態を持つリージョナル機関を類分化し、そのナショナルレベルとの関係性を分析する。そして、アフリカ・アジア間で比較、検討を実施した後、国際開放体系下の教育政策過程の理論化を試みる予定である。 本年度は初年度にあたり、関係者との連絡調整を行い、研究代表者が既に進めていたアジアに関するフレームワークの研究の対象機関と情報収集項目を確認した(対象機関:アジア開発銀行、東南アジア文部大臣機構、ASEAN大学ネットワーク、ユネスコ・アジア太平洋教育事務局、アジア太平洋経済協力会議、環太平洋大学協会、など)。次いで、同様のフレームワークであアフリカにおけるリージョナルフレームワークを分析するため、現地でフィールド調査を行った(対象機関:アフリカ開発銀行、ユニセフ、アフリカ開発協会)。また、一国の視点からリージョナル機関との関係を調査するため、モルディブ・タイでの調査を実施した。現在は、関連するリージョナル機関のインターネット情報の収集と整理をしており、目的やメンバーシップ、事業などの観点からの分類・分析を進め、グローバル及びナショナルな機関との対比の上でリージョナル機関の機能や特性についての理論的考察を行っている。
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