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2011 年度 実績報告書

脳の自己組織化:記憶・連想・抽象化のループ回路的実現

研究課題

研究課題/領域番号 21656100
研究機関大阪大学

研究代表者

田村 進一  大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (30029540)

キーワード脳情報処理 / ループ回路 / シミュレーション
研究概要

我々はtime-shift図法を開発し、頭表脳波・皮質脳波、MEGからの脳波伝播解析を世界に先駆けて行った。そこでは、様々な情報が同時並行的に脳内各部に順次伝達される状態が可視化された。そこで我々は、脳構成論の立場から、記憶の基本はループ回路であり、このような経路の探索・形成がHebb則に従う神経回路で可能であり、記憶銘記、連想、抽象化、記憶の再構成など脳情報処理の基本機能が、単純な経路形成のみで統一的に説明され、生理的・神経回路的に実現可能であることを示す研究を進めている。その一環として、平成21-23年度、本研究において、脳内記憶ループ回路モデルに関するシミュレーションを行い、ループ回路へのバックプロパゲーション学習の適用などを行った結果、time-shift図を説明できるような通信機能の自己組織化が物理的に実現可能であることが分かった。ここで脳内記憶ループ回路について、当初は1ニューロンが1論理素子に相当すると考えていた。しかし平成23年度下半期、シミュレーションを進めていく過程で、単一ニューロンが論理素子として機能するとは考えられず、小規模なニューラルワークを1論理素子とした新しい回路モデルを考案した。この回路モデルに関し、理論的、実験的検証のため、平成24年度も本研究を続投すべく、研究費用の繰り越し申請を行った。その上で、上述の理論的、実験的検証を行うことが出来た。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] M-sequences from neural loop circuits2012

    • 著者名/発表者名
      S.Tamura
    • 学会等名
      電子情報通信学会医用画像研究会24,Medeical Imaging Forum 2012
    • 発表場所
      沖縄
    • 年月日
      20120119-20120120
  • [学会発表] Learning of Loop Circuit for Memory2011

    • 著者名/発表者名
      T.Kamimura
    • 学会等名
      CIMSE2011,ICCIT2011
    • 発表場所
      Jeju Korea
    • 年月日
      20111129-20111201
  • [学会発表] 脳の情報記憶と情報伝送を探る~よりグローバルな記憶モデル構築を目指して~2011

    • 著者名/発表者名
      西谷陽志
    • 学会等名
      グローバル経営学会第2回シンポジウム「グローバル経営とグローバル人材」
    • 発表場所
      大阪工業大学
    • 年月日
      20110901-20110901

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公開日: 2014-07-24  

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