研究概要 |
コナジラミ類の生態を利用し防除に応用する上での基礎的な検討を行った.コナジラミ類が配偶行動の際に音を発することを利用し, これに近い音を照射することで個体に与える影響を検討した.まずコナジラミの音響モニタリング装置を作製し, コナジラミの発生音の特徴を明らかにした.続いて測定した calling soundを人為的にコナジラミの成虫に照射することで攪乱を試みた.その結果, Calling soundを人為的に照射時したときにコナジラミが積極的に応答していることが確認された.この結果から, コナジラミ類に由来する発生音には同種の個体に対して一種の撹乱作用がある可能性が考えられる.
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