研究課題/領域番号 |
21658096
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 鳥取大学 (2010-2011) 北海道大学 (2009) |
研究代表者 |
太田 利男 鳥取大学, 農学部, 教授 (20176895)
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連携研究者 |
今川 敏明 北海道大学, 理学研究科, 准教授 (20142177)
高橋 賢次 鳥取大学, 農学部, 准教授 (00400143)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 薬理 / 疼痛 |
研究概要 |
知覚神経細胞に発現している侵害受容体であるTransient Receptor Potential(TRP)チャネル群がニューロパチックペインや炎症性疼痛に関与する可能性について検討した。そのため、TRPV1及びTRPA1チャネル蛋白質と蛍光蛋白質を融合させたプラスミドを構築し、その機能調節機構について検討した。これらチャネル遺伝子を異所性に発現させた哺乳動物培養細胞並びに知覚神経ニューロン、動物個体における内因性発痛物質によるチャネル活性への影響を調べた。その結果、炎症時に生体内で遊離・産生されるヒスタミンや硫化水素による疼痛発現にはTRPV1やTRPA1チャネルの活性化が関与することが明らかになった。それ故、TRPチャネル分子は疼痛管理のための重要な分子ターゲットであることが示唆された。
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