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2009 年度 実績報告書

異種抗原発現用原虫ベクターの構築と次世代型組換えワクチン開発への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21658098
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

玄 学南  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)

研究分担者 山岸 潤也  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 研究員 (80535328)
キーワードToxoplasma gondii / Neospora caninum / 発現ベクター / 組換えワクチン
研究概要

本研究は異種抗原発現用新規原虫ベクターの構築と組換えワクチン開発への応用を目指して実施する。本年度に実施した研究内容と得られた研究成果は以下の通りである。
1.薬剤選択マーカーのDHFR-TS遺伝子とカラー選択マーカーの緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子発現ユニットの間にマルチクローニングサイト(MCS)を持つトランスファーベクター、pDMGを構築した。なお、MCSの上流と下流にはそれぞれネオスポラ原虫由来のプロモーターとターミネーターを導入した。
2.ネオスポラ原虫に近縁のトキソプラズマ原虫のワクチン候補抗原TgSAG1(TgはToxoplasma gondiiの略)遺伝子をpDMGのMCSに導入し、pDMG/TgSAG1を構築した。次に、pDMG/TgSAG1プラスミドをネオスポラ原虫虫体内にエレクトロポレーション法にて導入した。
3.ピリメタミンにてまず薬剤選択を行った(野生型原虫は殺滅されるが、薬剤耐性遺伝子DHFR-TRを持つ組換え原虫は生き残る)後に蛍光顕微鏡下でGFP遺伝子を発現する(緑色蛍光を発する)組換え原虫をクローニングした。
4.異種抗原TgSAG1に対するモノクローナル抗体(MAb)を用いて蛍光抗体法やイムノブロット法により、組換え原虫(Nc/TgSAG1、NcはNeospora caninumの略)に発現されたTgSAG1の局在、分子量、発現量などがトキソプラズマ原虫における天然型TgSAG1に類似していることが確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.obihiro.ac.jp/~geneticbiochem/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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