研究概要 |
2年間の介護支援専門員(ケアマネジャ)による要介護者ならびに主介護者に向けた複合的介入の、要介護者の健康、在宅療養の継続性に対する効果を明らかにするものである。介入ターゲットは1)転倒、2)誤嚥、3)服薬管理、4)低栄養、5)主介護者介護負担の5項目である。介入群(n=599)、非介入群(n=511)の入院率はおれぞれ44. 6%, 46. 2%、入所率は12. 0%, 11. 5%、死亡率は20. 5%, 19. 0%といずれも両群間に有意差を認めなかった。性別、年齢、併存症、ADLで調整しても非介入群の介入群に対する生命予後のHRは0. 99、95% CI:0. 76-1. 29、入院はHR : 1. 08, 95% CI : 0. 90-1. 28、入所はHR : 0. 98, 95% CI : 0. 69-1. 38であった。
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