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2010 年度 実績報告書

miRNAプロファイリング・プロテオミクス解析による網羅的発がん評価モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21659160
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

牟礼 佳苗  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90268491)

研究分担者 竹下 達也  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20150310)
キーワード発がん予防 / アポトーシス / 細胞内シグナル伝達
研究概要

本研究は、遺伝子発現制御機能性マイクロRNA(miRNA)のプロファイリングおよび制御されるタンパク質のプロテオミクス解析を行うことにより、発がん過程を網羅的に把握し、新規発がん予防法開発に応用できるモデル構築を目的として行っている。平成22年度においては、ヒト正常ケラチノサイト由来HaCaTおよびCS2AW細胞を用いた実験において、紫外線によりアポトーシス経路に関連する遺伝子の発現パターンの変化が確認された。カスパーゼ関連経路および非関連経路のいずれにおいても、アポトーシスを誘発する遺伝子群が活性化している結果を得た。紫外線照射量が強すぎると、アポトーシスは誘発されない結果を得た。また、発がん抑制作用が報告されている物質で処理したところ、物質によって影響を受ける遺伝子が異なることが確認された。これらの遺伝子群に関しては、タンパク産生についても解析を終えている。さらに、DNA fragmentation assay法を用いてアポトーシスへの影響を評価した。これらのデータは、miRNAプロファイリングやプロテオミクス解析と総合的に解析する基礎データとして重要である。現在、同様に曝露した細胞から抽出・濃縮したsmall RNAについて、miRNAプロファイリング解析を行っている。また、ヒト正常ケラチノサイト由来細胞(HNEK)、乳腺上皮細胞(HMEC)、線維芽細胞(NHDF)および前立腺細胞(PrEC)について、まず紫外線に曝露して適度な照射量について条件を決定し、同様の解析を行うべく実験を開始している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 植物由来物質による紫外線誘発細胞障害抑制効果について2010

    • 著者名/発表者名
      牟礼佳苗
    • 雑誌名

      EICA

      巻: 2-3 ページ: 9-12

  • [雑誌論文] Association of ALDH2 genotypes with periodontitis progression2010

    • 著者名/発表者名
      Nishida, N
    • 雑誌名

      J Dental Res

      巻: 89 ページ: 138-142

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Upregulation of fractalkine and its receptor, CX3CR1, is associated with coronary plaque rupture in patients with unstable angina pectoris2010

    • 著者名/発表者名
      Ikejima H
    • 雑誌名

      Circ J

      巻: 74 ページ: 337-345

    • 査読あり
  • [学会発表] 肥満関連遺伝子多型とメタボリックシンドロームとの関連性2011

    • 著者名/発表者名
      牟礼佳苗
    • 学会等名
      分子環境予防医学研究会大会
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      2011-01-22
  • [学会発表] 植物由来物質による紫外線誘発細胞障害抑制効果について2010

    • 著者名/発表者名
      牟礼佳苗
    • 学会等名
      第22回環境システム計測制御学会
    • 発表場所
      草津市
    • 年月日
      2010-10-29

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公開日: 2012-07-19  

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