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2009 年度 実績報告書

肝細胞増殖因子を用いたiPS細胞の肝細胞分化誘導

研究課題

研究課題/領域番号 21659190
研究機関鹿児島大学

研究代表者

坪内 博仁  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60145480)

研究分担者 森内 昭博  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (40359823)
キーワード肝細胞増殖因子 / 胚性幹細胞 / 肝細胞分化誘 / マアスiPS細胞 / D1k1 / EpCAM
研究概要

肝細胞増殖因子(HGF)は胚性幹細胞(embryonic stem cell;ES細胞)からの肝細胞分化誘導には必須の因子であり、HGFはラットの肝幹細胞と考えられているOval cellの増殖と肝細胞への分化も促進する。本研究では、ES細胞や肝幹細胞で行われてきた肝細胞分化誘導法を参考にして、HGFを用いたiPS細胞の肝細胞への分化誘導法を明らかにし、細胞移植治療の応用につなげることが目的である。本年度は、マウスiPS細胞から肝細胞への誘導過程の細胞集団から肝幹細胞の同定を試みた。その結果、iPS細胞から肝内胚葉細胞への誘導過程で経時的にD1k1の発現が上昇し、同時にEpCAMの発現が減少することを見出した。マウス胎生14日における肝芽細胞はD1k1陽性EpCAM陰性の細胞であると考えられており、これらの結果からiPS細胞から誘導した肝内胚葉細胞の中には肝芽細胞が存在すると考えられた。肝細胞移植のソースとしては分化した肝細胞よりも肝前駆細胞(肝幹細胞または肝芽細胞)の方が適している可能性があり、肝細胞誘導過程の細胞集団に効率よく肝幹細胞を分化誘導し、高純度の肝幹細胞を分取できれば、細胞移植療法への貢献度も大きいと考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Induction of hepatocyte growth factor production in human dermal fibro blasts and their proliferation by the extract of bitter melon pulp2009

    • 著者名/発表者名
      Ono T, Tsuji T, et al
    • 雑誌名

      Cytokine 46

      ページ: 119-126

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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