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2011 年度 実績報告書

パーキンソン病患者における腸内細菌叢の網羅的検討による新規発症機序の探索

研究課題

研究課題/領域番号 21659219
研究機関東京大学

研究代表者

岩田 淳  東京大学, 医学部附属病院・分子脳病態科学, 特任准教授 (40401038)

研究分担者 古和 久朋  神戸大学, 医学部・神経内科, 講師 (60396728)
キーワードメタゲノミクス / パーキンソン病
研究概要

パーキンソン病患者では初発症状,もしくは病初期より便秘があることが多く消化管神経叢でのLewy小体(中枢神経細胞内にみられるパーキンソン病に特徴的な病理所見)の出現が観察されることは,便秘がパーキンソン病患者の脳でみられる病理と同一の原因によるものだと考えるに足る病理学的な裏付けといえる.これは他の神経変性疾患と大きく異なる特徴と言え,何らかの外的因子への接触が発症の原因となっている可能性がある.本研究ではパーキンソン病患者の腸内細菌叢を網羅的に解析し,新規発症原因にせまることを目標とした.
臨床的にパーキンソン病と診断された症例について,患者の同意のもとに便を採取した.糞便より標準的な方法によって核酸を抽出した.細菌,古細菌の16S ribosomal DNA(16SrDNA)は前述のEckburgらの方法を参考としてdegenerative primersによるPCR法によって増幅し,そのDNA断片をDGGE法によって分離,得られたバンドについて配列決定を行った.この結果,パーキンソン病患者特異的に見られる最近についてその名称の決定を行った.成果については現在論文投稿のため準備を行っている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] FAT10 binds to polyglutamine proteins and modulates their solubility2011

    • 著者名/発表者名
      Nagashima, Hisatomo Kowa, Shoji Tsuji, Atsushi Iwata
    • 雑誌名

      Journal of Biological Chemistry

      巻: 286 ページ: 29594-600

    • DOI

      DOI10.1074/jbc.M111.261032

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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