研究課題
人工物を体内に埋入した際に、生体防衛機構の働きによって周囲に繊維芽細胞とそれが産出するコラーゲン線維によって構成されるカプセル状組織体を代用血管に応用するための技術開発を行ない、自家移植実験で検証中である。本研究では多目的化・多機能化のため様々な試みを開始した。A. 大動物を用いた実験モデル。これまでウサギを用いていたが、動物種による差異を検証する必要があるため、ビーグル犬を用いた実験モデルを作成し、自家移植を開始した。B. 長期移植モデル。数年以上の観察期間で代用血管の長期的な開存性・耐久性を検証するためのモデルを開発し、移植を開始した。C. 大口径グラフトの作成大動脈レベルの口径への応用を目指して、径6-8mmのグラフトをビーグル犬モデルで作成する試みを開始した。実際に腹部大動脈への移植を次年度に行う予定である。この大口径グラフトを更に発展させて次年度には分枝型のグラフト作成に挑む予定である。
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