研究課題
人工物を体内に埋入した際に、生体防衛機構の働きによって周囲に繊維芽細胞とそれが産出するコラーゲン線維によって構成されるカプセル状組織体を代用血管に応用するための技術開発を行ない、自家移植実験で検証中である。本研究では多目的化・多機能化のため様々な試みを開始した。A. 大動物を用いた実験モデル。これまでウサギを用いていたが、動物種による差異を検証する必要があるため、ビーグル犬を用いた実験モデルを作成し、自家移植を開始した。B. 長期移植モデル。数年以上の観察期間で代用血管の長期的な開存性・耐久性を検証するためのモデルを開発し、移植を開始した。C. 組織形成促進技術の開発。ヒトへの応用を想定した場合、動物種だけではなく、個体差を出来るだけ少なくするための安定した組織形成技術が必要である。組織形成を促進する物理的刺激・化学的刺激因子について模索中である。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (33件)
Circulation.
巻: 122[suppl 1] ページ: S100-S106
J Artif Organs(2010)
巻: 13 ページ: 235-240
巻: 13 ページ: 106-112
J Artif Organs
巻: 13 ページ: 121-125
J Biomed Mater Res B Appl Biomater
巻: 92B ページ: 236-242