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2010 年度 実績報告書

成長軟骨板の分子制御メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21659354
研究機関徳島大学

研究代表者

江西 哲也  徳島大学, 病院, 医員 (20467806)

研究分担者 安井 夏生  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (00157984)
高田 信二郎  徳島大学, 病院, 准教授 (20284292)
キーワード軟骨細胞 / 極性 / 成長軟骨板
研究概要

本研究の目的は、成長軟骨板の分子制御メカニズムを解明し、より低侵襲な骨延長法を開発することである。具体的には、まず直線的に骨延長するために成長軟骨板における極性を決定する因子を同定し、骨成長の制御メカニズムを解明する。その後、我々の開発したdrug delivery system(Bone 2908,Int Orthop.2008)を用いて、同定した因子や既知の因子(IGF-I,PTHrPなど)を骨端部に投与することにより、成長軟骨板を人為的に制御し、最終的には、これまで手術的に加療されてきた先天性または外傷性に生じた脚長差をより低侵襲に加療することである。極性を決定する因子を同定するため、その因子を有する細胞を同定することを、日本白色家兎を用いた動物実験にて、明らかにすることを試みた。
これまでに成長軟骨板の極性に関する実験は希少である。成長軟骨板の静止細胞層が極性を決定する因子を有することが、示唆されていたが、成長軟骨板の中の他の細胞層、すなわち増殖軟骨細胞層、肥大軟骨細胞層の軟骨細胞が極性を有するか否か明らかではなかった。当初の研究実施計画通り、兎の成長軟骨板を半分切り出し、極性を90度回転することにより、軟骨細胞の極性が変化する現象が起きる細胞層とその時期について明らかにすることができた。本年度の研究により、これまで不明であった細胞層についての極性因子の有無が判明した。このことにより、今後は極性を有する細胞層のみに限定して研究を進めることができ、研究の効率を高めることができる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The fate of chondrocyte-like cells during distraction osteogenesis in the rabbits2011

    • 著者名/発表者名
      江西哲也
    • 学会等名
      ASBME 2011 annual meeting
    • 発表場所
      San diego, USA
    • 年月日
      2011-09-19

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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