研究課題
挑戦的萌芽研究
卵巣卵黄嚢腫瘍細胞においてCD133が癌幹細胞マーカーであることを証明した。我々は腹膜中皮細胞と卵黄嚢腫瘍細(NOY1)の相互作用を検討した。NOY1から癌幹細胞を分離し、腹膜中皮細胞との共培養によってコロニー形成能、浸潤能の亢進を認めた。その作用はCXCR4アンタゴニストによりブロックされた。以上の結果から腹膜中皮細胞は卵黄嚢細胞の癌幹細胞に対してニッチとして作用することを証明した。癌幹細胞と腹膜中皮細胞の共培養の結果、それぞれの細胞の上皮間葉転換が認められた。
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Hum Pathol
Cancer Sci
巻: 101(10) ページ: 2179-85