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2009 年度 実績報告書

三次元CT画像を術野に投影した拡張現実感表示による口腔外科手術支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21659461
研究機関東京大学

研究代表者

森 良之  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70251296)

研究分担者 末永 英之  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10396731)
大木 明子  東京大学, 保健・健康推進本部, 講師 (10345225)
杉山 円  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90451814)
キーワード手術ナビゲーション / 医用画像処理
研究概要

口腔外科領域は解剖学的に複雑な構造を有し、また、術野を直視することが困難であること多い。直接見ることのできない部位を直接視覚的に認識し、立体的な位置関係を正確に把握することができれば、手術を行う上で非常に有用であると考えられる。従来の手術用ナビゲーションシステムでは、二次元ディスプレイに表示され、術者がこれを参照するためには術野から目を離す必要があり、ディスプレイと術野を同時に見ることは困難である。本研究で使用する三次元CT画像オーバレイシステムは、現実世界と仮想世界を重ね合せる拡張現実感技術を用いる。本実験では、顎顔面CT画像データを用い、本システムの標的位置誤差(Target Registration Error : TRE)の検証、および、実際にヒトに投影することにより、口腔外科領域の手術支援システムとして有用であるか検討した。本実験により、顎顔面CT画像データを用いた検討においても、標的位置誤差は1mm以下と少なく、臨床で用いられるCT画像データにおいても視覚的に十分認識できることが示された。二次元ディスプレイを用いる従来の手術用ナビゲーションシステムと異なり、拡張現実感によりCT画像を術野で直接視覚的に認識することができる。したがって、歯や骨など形態的な特徴の多い口腔外科領域では、特に三次元CT画像オーバレイシステムは有用であると思われた。三次元CT画像オーバレイシステムは、臨床で用いられる顎顔面CT画像においても標的位置誤差は少なく、口腔外科領域の手術支援システムとして有用であることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 三次元CT画像オーバレイシステムを用いた拡張現実感技術の口腔外科領域への応用2009

    • 著者名/発表者名
      末永英之、杉山円、前田祐二郎、斉藤健太郎、宇波雅人、近津大地、小笠原徹、森良之、飯野光喜、高戸毅
    • 学会等名
      第54回 日本口腔外科学会総会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(北海道)
    • 年月日
      2009-10-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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