研究概要 |
1型糖尿病キャンプ参加の小児を対象とした経年的調査を行った。2005年と2011年の比較ではBOP+が、96. 4%から60%に減少していた(p<0. 05)。また2011年では2005年に比べ一人あたりBOP数は低い値を示し、HbA1c値の増加に伴いBOP数が増加する傾向を示した。歯周病原細菌であるA. a, P. g, P. i, T. d, T. fの口腔内の細菌検出率には大きな違いはなく、1型糖尿病患児は歯周病の危険因子であるT. f(検出率約95%)が健常児(検出率80%)に比べ多く定着していた。以上より小児1型糖尿病児への口腔ケアの重要性が示唆された。
|