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2011 年度 実績報告書

続発性リンパ浮腫改善のための継続可能なセルフの徒手リンパマッサージ手技の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21659509
研究機関京都大学

研究代表者

赤澤 千春  京都大学, 医学研究科, 准教授 (70324689)

研究分担者 荒川 千登世  滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (10212614)
福田 里砂  京都大学, 医学研究科, 助教 (40534938)
稲本 俊  (財)田附興風会, 医学研究所, 研究主幹 (10135577)
キーワード続発性リンパ浮腫 / 徒手リンパマッサージ / セルフケア
研究概要

研究目的:体組成計を用いて上半身マッサージの効果を調査した。
【方法】被験者は,A大学病院に来院した続発性下肢リンパ浮腫患者の女性7名(平均年齢57.4±10.4歳).調査項目は,身長,体重,浮腫ステージ(ISL staging),体組成計測(MC-180,タニタ社製)使用.浮腫ステージは,IIb:3名,ステージIIa:4名であった.体組成計にて,上半身リンパドレナージ前後に計測を行い,左右部位別インピーダンス値を計測し,数値の変化を比較した.上半身リンパドレナージの際は起立姿勢から臥位姿勢へと姿勢変動をともなうため,姿勢変動による水分状態の変動を除外するため,脚部と腕部のインピーダンス比(Z比.50kHz)の変動を患側と健側で比較した.解析は,統計ソフト(SPSS15.0J)を用い,サンプル数が小さいことからウィルコクソンの符号付順位検定を行った.本研究は,倫理委員会の承認を得て,被験者より書面にてインフォームドコンセントを得た。
【結果】単純に姿勢変動の影響のみと考えられる健側のZ比は,リンパドレナージ前後で平均1.45から1.41に有意に減少した(p=0.02).一方,患側のZ比は平均1.84から1.83の変化であり,有意な減少とはならなかった(p=0.79)。
【考察】姿勢変動の影響として,脚部水分量の減少と上半身水分量の増加,すなわち,脚部インピーダンスの増加と上半身インピーダンスの低下が考えられる。このため,健側でみられたようにZ比は減少することが予測された。しかし,患側では姿勢変化に加えて上半身リンパドレナージを行ったにも関わらず,有意な水分変動は確認できなかった。これは,リンパ浮腫患者の患側の水分変動は,健側よりもの患側の流れが滞っているためと考えられた。このことは,下肢リンパ浮腫患者においては,上半身のみならず下肢に対するセルフケアの必要性が示唆されたと考えた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 続発性下肢リンパ浮腫患者の質問紙調査(第1報)-セルフケアの現状2011

    • 著者名/発表者名
      荒川千登世
    • 学会等名
      第31回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      高知
    • 年月日
      20111202-20111203
  • [学会発表] 続発性下肢リンパ浮腫患者の質問紙調査(第2報)-セルフケアの継続状況と自己効力感の関係-2011

    • 著者名/発表者名
      赤澤千春
    • 学会等名
      第31回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      高知
    • 年月日
      20111202-20111203
  • [学会発表] 続発性下肢リンパ浮腫患者のセルフケアの継続状況とQOLの関係2011

    • 著者名/発表者名
      福田里砂
    • 学会等名
      第31回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      高知
    • 年月日
      20111202-20111203

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公開日: 2013-06-26  

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