研究課題/領域番号 |
21659518
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
正木 紀代子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30433238)
|
研究分担者 |
岡山 久代 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90335050)
遠藤 善裕 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (40263040)
森川 茂廣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60220042)
齋藤 祥乃 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80553784)
|
キーワード | 女性の尿失禁 / サポート下着 / 尿失禁予防 / 縦型オープンMR / 評価 |
研究概要 |
本研究は、腹圧性尿失禁のある女性を対象に、サポート下着の有効性を評価するものである。具体的な研究課題は、以下の2つを明らかにすることである。 実験1:サポート下着用による膀胱頚部の挙上が尿失禁軽減に有効であるかについて明らかにする。 実験2:サポート下着用し、かつエクササイズを組み合わせることによって骨盤底筋群の筋力が強化されるか。また筋力が強化された場合、下着未着用の状態においても腹圧性尿失禁が生じないかにいて明らかにする。 本年度は研究参加者の確保を行った後、研究計画に基づき実験1を対象群と実験群に行った。まず、対象群20名、実験群11名にサポート下着着用前・後の膀胱頚部位置を縦型オープンMR(IVMR)にて撮像し評価した。結果は対照群、実験群ともにサポート下着着用後することで有意な膀胱頚部の挙上を認めた。 現在は、3ヶ月間サポート下着を着用することで膀胱頚部がさらに挙上するのかを評価している。現段階の結果では実験群11名中10名において尿失禁の程度を測定するパットテストは0g(尿もれなしの状態)となり改善の傾向を示している。今後はサポート下着を3ヵ月着用後の全ての対象者のデータより経時的に膀胱頚部の挙上と尿失禁軽減変化の評価、考察を行う予定である。 本年度はさらに研究参加者を募集し、実験2、サポート下着用し、かつエクササイズを組み合わせることによって骨盤底筋群の筋力が強化され下着未着用の状態においても腹圧性尿失禁が生じないかについて明らかにする。
|