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2009 年度 実績報告書

児童虐待予防をめざした性教育・小学生親子講座プログラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21659534
研究機関大阪市立大学

研究代表者

横山 美江  大阪市立大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (50197688)

キーワード児童虐待予防 / 性教育 / 小学生
研究概要

児童虐待の相談件数は,わが国においても年々増加しており,なかでも性的虐待は被虐待者に深刻な影響を及ぼしている。性的虐待では,その加害者のほとんどが顔見知りであるため,被虐待者に無力感,自責の念,自己嫌悪感,あるいはセクシュアリティの混乱を招き,さらには,ひきこもり,うつ状態,拒食・過食,自傷行為,動物や年少の子どもへの暴力行為へとエスカレートさせる危険性があることが報告されている。このような被害ならびに被害の連鎖を未然に防ぐためには,幼い頃から性に関する正しい知識を身につけ,子ども自身の自尊感情や自身で健康を守る力(性感染症の予防を含む),および性的虐待を予防する力を育むことが重要である。本研究では,西宮市保健所の協力のもと,当該地域に在住する小学生とその保護者を対象に,児童虐待予防をめざした性教育プログラムを開発し,その有効性について検証することを目的とした。今年度は,本研究の趣旨説明に同意の得られた小学生とその保護者を対象に,開発した性教育プログラムを実施し,性教育プログラム実施前後で調査を行った。調査内容は,男女の性の知識に関する理解の程度,性の境界線(プライベートゾーン)の認知の程度,性の知識に関する情報源,性に関する親子の話し合いの程度などである。さらに,平成22年度に,実施後の児童の性に関する認識の変化について,フォローアップ調査を実施する予定であり,それらの調査終了後に,データを分析中する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 中学生を対象とした思春期教育に関する取り組み2009

    • 著者名/発表者名
      小林千夏、和田左江子、薗順、横山美江
    • 学会等名
      第68回日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      奈良
    • 年月日
      20091127-20091128

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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