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2012 年度 実績報告書

低混雑社会実現のためのサービスインフラ利用モデルと行動調整システム

研究課題

研究課題/領域番号 21680014
研究機関北海道大学

研究代表者

川村 秀憲  北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (60322830)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワードマルチエージェント / 社会最適化 / 行動調整システム
研究概要

研究最終年度である本年度では,今まで得られた研究成果を具体的な社会モデルに応用すべく,デマンドバスのスケジュール最適化問題を定式化し,行動調整モデルの応用を試みた.いくつか仮想的な都市の交通網を設定し,どのような条件でデマンドバスのスケジュール最適化が有効であるかについてシミュレーション実験を行った.その結果,バスの台数やデマンドの絶対数,分布などに応じてデマンドバスが有効であるケース,有効ではないケースが存在することがわかった.
また,大規模行動調整モデルへと研究を発展させるため,大規模エージェントモデルの開発について研究を行った.そこでは,数万~数十万規模のエージェントが行動を行う際の相互作用を効率的に実装するためのアルゴリズムについて研究を行った.こちらについては,研究の最終年度と言うこともあり予備的な調査ではあったが,オープンストリートマップを利用した現実データに基づくエージェントシミュレーション,およびHadoopを利用した効率的なシミュレータ設計について検討を行った.
さらに,研究成果を現実の社会問題へ適用するために,スマートシティと行動調整モデルの関連性について考察を行った.多くの人々の行動を最適化することによって社会最適化を実現し,社会に存在する情報や資源を効率的に利用することで混雑のない,利便性が高い社会を実現するための方法論について考察を行った.
これらの成果を学会等で発表することで,マルチエージェントシステムと行動調整ステムの研究分野の発展に貢献した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] オープンストリートマップを用いたオンデマンドバスシミュレーション2012

    • 著者名/発表者名
      小野 良太, 川村 秀憲, 鈴木 恵二
    • 学会等名
      第22回インテリジェントシステムシンポジウム(FAN2012)
    • 発表場所
      てだこホール(沖縄)
    • 年月日
      20120830-20120831
  • [学会発表] 大規模エージェントモデルの実装2012

    • 著者名/発表者名
      金 正福, 川村 秀憲, 鈴木 恵二
    • 学会等名
      第22回インテリジェントシステムシンポジウム(FAN2012)
    • 発表場所
      てだこホール(沖縄)
    • 年月日
      20120830-20120831
  • [学会発表] 社会サービスのプラグイン研究とスマートシティ2012

    • 著者名/発表者名
      川村 秀憲, 鈴木 恵二, 山下 晃弘
    • 学会等名
      日本ソフトウェア科学会第29回大会
    • 発表場所
      法政大学(東京)
    • 年月日
      20120822-20120824
    • 招待講演
  • [学会発表] オンデマンドバスシステム設計へ向けたシミュレーション評価2012

    • 著者名/発表者名
      小野 良太, 川村 秀憲, 鈴木 恵二
    • 学会等名
      2012年度人工知能学会全国大会(第26回) JSAI2012
    • 発表場所
      山口県教育会館(山口)
    • 年月日
      20120612-20120615

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公開日: 2014-07-24  

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