研究課題
若手研究(A)
本研究では,より安全な骨治療用高分子医薬の創出を目的として,側鎖に遊離のリン酸基を持つポリリン酸エステルアイオノマーを合成し,このポリマーの石灰化や骨芽細胞の機能におよぼす影響について調べた.ポリリン酸エステルアイオノマーの細胞毒性はビスホスホネートと比較して,著しく低かった.さらに,このポリマーがマウス骨芽細胞により産生したカルシウム沈着物に対し良好に吸着することが認められた.以上の結果からポリリン酸エステルアイオノマーが骨指向性医薬として有用な高分子であることが示唆された.
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Trans Mater Res Soc Jpn 2012
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http://www.chemmater.kansai-u.ac.jp/biomat/