研究課題
若手研究(A)
受精の膜融合の分子メカニズムは、未知の部分が多く詳細な解明に至っていない。本研究課題では、膜融合の解明に向けて研究を推進し、以下のような研究成果を得た。精子側の融合因子であるIZUMO1と精子上で相互作用する精巣特異的な分子ACE3を同定し、ノックアウトマウスを作製し、その解析を行った。その結果、ACE3ノックアウトマウスは不妊ではなかったが、その精子はIZUMO1の局在に影響があることが明らかになった。またIZUMO1ノックアウト精子を利用して、精子は透明帯により先体反応が誘起され、先体内の消化酵素を用いて透明帯を通過できるようになるという定説を覆す新知見を発表した。
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