研究課題
本研究計画は、ワクシニアウイルスを用いたオンコリティック・バイオ治療の確立を目指す革新的な創薬研究であり、オンコリティック・バイオレスポンスを理解したワクシニアウイルスの開発、バイオイメージング解析システムの開発・整備・実用化を目指している。平成22年度は遺伝子組み換えワクシニアウイルスの開発としてワクシニアウイルスでは、初期と後期に働くウイルス独自のプロモーター配列を応用し発現制御遺伝子組み換えウイルスを開発した。脳腫瘍モデルを用いて開発したウイルスの固体内での解析システムを確立し、さらに腫瘍制御反応を確認した。P2レベルで使用できる長時間蛍光顕微鏡ライブ・イメージングを用いてウイルス腫瘍抑制効果の解析に使用した。生体内バイオマーカーの作製では、生体内バイオマーカーの開発では、レンチウイルスをベクターとして使用したルシフェラーゼ+EGFR活性型変異体(epidermal growth factor receptor vIII)の共発現ベクターの作成を進めた。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
Int J Clin Oncol.
巻: 16(1) ページ: 27-32