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2009 年度 実績報告書

伸展刺激がヒト間葉系幹細胞に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 21689046
研究機関杏林大学

研究代表者

栗田 昌和  杏林大学, 医学部, 助教 (20424111)

キーワード間葉系幹細胞 / 脂肪由来細胞 / 皮膚線維芽細胞 / 伸展培養 / 創傷治癒 / 再生治療
研究概要

本研究は、培養条件下でヒト間葉系細胞に対して機械的刺激を加え、細胞の応答およびその分子生物学的メカニズムを調べることにより、再生医療のための細胞操作のあたらしい方法を開発することを目的とする。研究遂行めため、脂肪由来間葉系幹細胞の採取、初代培養およびサンプル収集、脂肪、筋、軟骨細胞への分化誘導および誘導細胞機能の定量的な評価方法、一伸展培養における伸展条件の最適化を行った。特に、1)良好な分化能を有する20サンプルの脂肪由来間葉系幹細胞を凍結保存した。2)分化誘導方法め最適化として脂肪、筋、軟骨それぞれへの分化誘導培地を報告に従い比較検討し、本実験に用いるべき条件を設定した。3)伸展培養の過程で細胞外基質で伸展チャンバーのコーティングを行うがこの際、コーティングする基質によって、分化能に大きな差が生じることがわかったため、現在データ収集および最適化の過程にある。本事項については、データがまとまり次第順次報告を予定している。2)(1)項の最適化が終了した段階で、伸展刺激自体の影響を調べる予定であるため、分化能に対する伸展刺激の影響について定量的データは得ていないが、間葉系細胞群一般に対して有意な刺激となる伸展閾値を調べる目的で行った皮膚線維芽細胞による検討では、60Hz,10%,24hr程度の刺激では創傷治癒にかかわる代表的なサイトカインの発現量に大きな差は認めていない。各伸展条件を変更し、間葉系細胞一般に対してより大きな影響を与えうる条件設定を進めていく必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 線維芽細胞の部位特異性2010

    • 著者名/発表者名
      上西昭子、栗田昌和, ほか
    • 学会等名
      東京大学形成外科同門学術集会
    • 発表場所
      東京大学医学部附属病院入院棟A15階大会議室本郷東京
    • 年月日
      2010-01-26
  • [学会発表] 皮膚、皮下組織および筋組織由来の細胞群の増殖特性2009

    • 著者名/発表者名
      栗田昌和, ほか
    • 学会等名
      第18回日本形成外科基礎学術集会
    • 発表場所
      都市センタービル千代田区東京
    • 年月日
      2009-10-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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