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2009 年度 実績報告書

シソーラス情報を用いたソフトウェア開発の支援

研究課題

研究課題/領域番号 21700031
研究機関大阪大学

研究代表者

早瀬 康裕  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 特任助教 (40423090)

キーワード辞書 / 識別子 / プログラム理解 / 命名支援
研究概要

本研究では,ソフトウェア開発の様々な場面で開発者を支援するために,ソフトウェア中で用いられる単語の辞書をソースコードから自動的に作成し,ソフトウェア開発者が必要とするタイミングで辞書の情報を提供することを目的としている.
本年度は,この目標に対して,以下の2点について辞書を改善する研究を行なった.
まず1点目の改善として,辞書に記録する関係や単語の種類を増やした.オブジェクト指向プログラムのメソッドから動詞と目的語の関係を取得し,それらの関係を収録した辞書を作成するシステムを開発した.さらに,単語の意味の説明を辞書に追加するために,クラスやメソッド,変数などを説明するコメント(ドキュメントコメント)からテキスト要約の手法を用いて説明文を生成する手法を提案した.
2点目の改善として,辞書から不適切な単語や関係を除去する研究を行なった.当初は,アクセス制御子やモジュール間の利用関係を用いて不適切な単語や関係を識別する予定であったが,ソースコードから関係を抽出する際のルールを調整することで,辞書に登録された単語や関係の精度向上を図った.
さらに,提案・開発した手法について議論を深めるために,国内のワークショップにおいてアイデアやシステムの設計,作成した辞書を発表した.その結果,辞書の作成方法について多くの意見を得ることが出来た.また,作成される辞書の利用方法についても,我々が想定していなかった分野への応用があることが分かった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] メソッド名に用いられる動詞-目的語関係の辞書作成にむけて2010

    • 著者名/発表者名
      鹿島悠
    • 学会等名
      ウィンターワークショップ2010・イン・倉敷
    • 発表場所
      岡山県倉敷市
    • 年月日
      20100121-20100122
  • [学会発表] 識別子の読解を目的とした名詞辞は書の作成方法の一試案2010

    • 著者名/発表者名
      藤木哲也
    • 学会等名
      ウィンターワークショップ2010・イン・倉敷
    • 発表場所
      岡山県倉敷市
    • 年月日
      20100121-20100122

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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