機密情報の拡散追跡と保護を実現するオペレーティングシステムの基盤技術の研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21700034
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: ソフトウエア
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 山内 利宏 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (80359942)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 機密情報 / 追跡 / 情報漏洩防止 / オペレーティングシステム

研究概要

機密情報の拡散追跡機能のログを可視化する機能,およびリモートコンピュータとの通信を追跡する機能を実現した.これにより,機密情報の拡散経路をより簡単に把握することができる.また,コンピュータの実行履歴であるログを確実に取得し,安全に保存する手法を仮想マシンモニタに実現した.さらに,その有効性を評価により示した.これにより,ログの消失を防止でき,ログの改ざんを防ぐことができる.

研究成果

• [雑誌論文] VMM-Based Log-Tampering and Loss Detection Scheme (2012)
  • 著者名/発表者名: Masaya Sato, Toshihiro Yamauchi
  • 雑誌名: Journal of Internet Technology
  • 査読あり
• [雑誌論文] ログの改ざんと喪失を防止するシステムの仮想計算機モニタによる実現
  • 著者名/発表者名: 佐藤将也, 山内利宏
  • 雑誌名: 情報処理学会論文誌 巻: Vol.53, No.2 ページ: 847-856
  • 査読あり
• [学会発表] 機密情報の拡散追跡機能の分散環境への対処法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 大坪展人
  • 学会等名: 電子情報通信学会2012年総合大会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2012-03-22
• [学会発表] 仮想計算機モニタによりログの改ざんや消失を検知する方式の実現 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤将也
  • 学会等名: 2012年暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2012)
  • 発表場所: 金沢エクセルホテル東急
  • 年月日: 2012-02-02
• [学会発表] 機密情報の拡散経路を可視化する機能の提案 (2011)
  • 著者名/発表者名: 福島健太
  • 学会等名: コンピュータセキュリティシンポジウム2011
  • 発表場所: 朱鷺メッセ
  • 年月日: 2011-10-20
• [学会発表] VMBLS : Virtual Machine Based Logging Scheme for Prevention of Tampering and Loss (2011)
  • 著者名/発表者名: Masaya Sato
  • 学会等名: 2011 International Workshop on Security and Cognitive Informatics for Homeland Defense(SeCIHD' 11)
  • 発表場所: ウィーン工科大学
  • 年月日: 2011-08-22
• [学会発表] 仮想計算機モニタによるカーネルログ取得機能の実現と評価 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤将也
  • 学会等名: 第54回コンピュータセキュリティ,第1回情報セキュリティ心理学とトラスト合同研究発表会
  • 発表場所: 静岡大学
  • 年月日: 2011-07-13
• [学会発表] 仮想計算機モニタによるログの改ざんと喪失防止システムの提案と評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤将也
  • 学会等名: 情報処理学会コンピュータセキュリティシンポジウム2010(CSS2010)
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター
  • 年月日: 2010-10-20
• [学会発表] ファイル操作による情報伝搬の追跡機能と可視化機能 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中務亮
  • 学会等名: 第9回情報科学技術フォーラム(FIT2010)
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2010-09-07
• [学会発表] 複数計算機間における機密情報の拡散追跡機能の設計 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植村晋一郎
  • 学会等名: 2010年暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2010)
  • 発表場所: かがわ国際会議場
  • 年月日: 2010-01-22