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2009 年度 実績報告書

広域センサネットワークのためのセンサ端末配置法

研究課題

研究課題/領域番号 21700075
研究機関大阪大学

研究代表者

谷口 義明  大阪大学, サイバーメディアセンター, 助教 (50532579)

キーワードセンサネットワーク / センサ端末配置 / 空中散布 / カバレッジ / 落下挙動 / 一様分布
研究概要

近年、無線送受信機能を持つセンサ端末を多数配置してネットワークを構成することにより、大規模農場の監視、自然環境中の生体観測、氷河、火口の観測など、環境情報を遠隔地から取得するセンサネットワーク技術が、その応用の広さから注目を集めている。電池で駆動するセンサ端末からなるセンサネットワークの長期運用の為には、省電力制御が大きな課題となる。また、領域を確実に観測するためには、十分な数のセンサ端末により観測領域がカバーされていなければならない。これらセンサネットワークの性能、すなわち、カバレッジ、コネクティビティ、寿命、ロバスト性はセンサ端末の物理的配置に大きく依存する。本研究では、森林、氷河などの広域環境をモニタリングするために、飛行機やヘリコプターから大量のセンサ端末を散布する広域センサネットワークを対象に、意図的な分布でセンサ端末を配置するためのセンサ端末の落下制御手法を提案する。提案手法では、センサ端末は落下方向を制御可能な機構を持ち、滞空中に周囲のセンサ端末と通信を行うことで自身の落下方向を適切に制御する。本年度は、センサ端末を一様分布状に配置する場合の、滞空中センサ端末の落下方向制御手法の提案および評価を行った。まず、落下方向を制御可能なセンサ端末のアーキテクチャを検討し、その後、提案したアーキテクチャを持つセンサ端末を一様に分布して配置するための自律分散型の制御手法を提案した。提案した手法をコンピュータシミュレーションにより評価し、提案手法の有効性を示した。得られた研究成果は国際会議で発表した。また、さらに検討、評価を加えたものを学術論文誌に投稿中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Improving coverage area quality using physical topology information in IEEE 802.16 mesh networks2009

    • 著者名/発表者名
      Shoichi Takemori, Go Hasegawa, Yoshiaki Taniguchi, Hirotaka Nakano
    • 学会等名
      the 3rd International Conference on Mobile Ubiquitous Computing, Systems, Services and Technologies (UBICOMM 2009)
    • 発表場所
      Sliema, Malta
    • 年月日
      2009-10-13
  • [学会発表] An airdrop deployment method for sensor nodes with coordinated gliding and falling2009

    • 著者名/発表者名
      Yoshiaki Taniguchi, Tomoya Kitani, Kenji Lcibnitz
    • 学会等名
      the Workshop on Sensor Networks for Earth and Space Science Applications (ESSA 2009)
    • 発表場所
      San Francisco, USA
    • 年月日
      2009-04-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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