研究課題
本課題では広域エリアに分散配置されたセンサから家電に至る大小様々な電子機器を安全に管理するためのセキュリティ機構を開発する。本課題では、独自開発の機器ID管理とアクセス制御の機構を実現するソフトウェアを搭載したICチップと板ガム大の小型コンピユータを組み合わせて「セキュアプロキシ」を開発する。このセキュアプロキシは無線ネットワークを構成し、機器にセキュリティポリシを一斉配布して強制させる目的で使用する。本課題の開発と評価実験によって、家電、監視カメラ、環境センサといった、それぞれの装置の特性に最適なセキュリティ機能と権限管理モデルを検証する。平成21年度は、超小型サーバマシン(Gumstix)を使って家電を制御する機能を実現した。具体的には、GumstixノードにUPnP(Universal Plug and Play)プロトコルを実装することでアプリケーションレベルでの機器制御を実現した。さらに、これらのGumstixノードをグラフィカルに結合するために新たなユーザインターフェースを開発した。このユーザインターフェースは携帯型タッチデバイスであるAndroid端末に実装した。無線で接続された家電ノードをユーザは簡単なタップ動作により簡単に連携させることができるようになり、なおかっノード間の機器連携の動作を可視化して、ユーザの操作性を向上させることが可能になった。機器連携システムの基本となる、自律動作の機能をGumxtixに実装し、上記のAndroid端末で作成した連携ルールを無線経由で各Gumxtixに配信する機能を実装した。以上により、本課題を遂行する上で必要となる機器連携の基盤技術の開発を完了した。
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Proceedings of the 3rd International Conference on Emerging Security Information, Systems and Technologies(IARIA SECURWARE 2009)
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Proceedings of 6th International Conference on In formation Technology : New Generations(ITNG 2009)
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