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2009 年度 実績報告書

拡張現実感インタフェースと物理シミュレーションによるインタラクション技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21700110
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

藤澤 誠  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (90508409)

キーワード物理シミュレーション / 拡張現実感 / ARインタフェース / 髪シミユレーション / コンピユータグラフィクス
研究概要

本研究ではリアルタイム物理シミュレーションと拡張現実感インタフェースによるインタラクション技術を確立するための最初のシステムとして,髪シミュレーションモデルを用いた3次元ヘアスタイリングシステムを開発する.システムは提示するグラフィックスの動作を計算する物理シミュレーション部分とそれをコンピュータグラフィックスで描画する3DAPI部分,そして,ユーザーへ情報を提示し,また,その入力を物理シミュレーション部分に渡す拡張現実感インタフェースで構成される,本年度はシステムのベースとなるリアルタイムでの髪シミュレーション手法を開発した.人間の頭には約10万本の髪の毛があり,それをすべて一本一本シミュレートすることは現実的ではない.そのため,ガイドヘアと呼ばれる粗い髪モデルに剛体およびバネ-質点系を適用することで全体の動きを計算し,次に粗い髪一本一本に細かな髪を関連づけ,細かな髪の動きは粗い髪から補間して求めるシステムを開発した,また,髪の層を考慮することでボリューム感のある髪の表現を可能とした.しかし,ヘアスタイリングで必要となる巻き髪などはレンダリング時の補間で表現は可能なものの,シミュレーションには組み込まれておらず,その動作に不自然さが感じられる結果となった.これらを解決するための手法を実装中である,また,物理シミュレーションとARインタフェースを組み合わせたシステムとして既存の流体シミュレーションを用い,これをARインタフェースで操作する研究を行い,その成果を国際学会で発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Interactive Simulation of Flying Japanese Kites2009

    • 著者名/発表者名
      M.Fujisawa, K.Miura
    • 学会等名
      ACM SIGGRAPH2009 Game Paper
    • 発表場所
      New Orleans, LA, USA
    • 年月日
      20090803-20090807
  • [学会発表] Interactive Fluid Simulation Using Augmented Reality Interface2009

    • 著者名/発表者名
      M.Fujisawa, H.Kato
    • 学会等名
      HCI International 2009
    • 発表場所
      San Diego, CA, USA
    • 年月日
      20090719-20090724

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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