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2010 年度 実績報告書

拡張現実感インタフェースと物理シミュレーションによるインタラクション技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21700110
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

藤澤 誠  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (90508409)

キーワード物理シミュレーション / 拡張現実感 / ARインタフェース / 髪シミュレーション / コンピュータグラフィクス
研究概要

本研究ではリアルタイム物理シミュレーションと拡張現実感インタフェースによるインタラクション技術を確立することを目的とし,その最初のシステムとして,髪シミュレーションモデルを用いた3次元ヘアスタイリングシステムを開発する.また,リアルタイム流体シミュレーションシステムなども組み合わせることでさらなる可能性を追求する.開発システムは提示するグラフィックスの動作を計算する物理シミュレーション部分とそれをコンピュータグラフィックスで描画する3DAPI部分,そして,ユーザーへ情報を提示し,その入力を物理シミュレーション部分に渡す拡張現実感インタフェースで構成される.
本年は昨年度に開発した髪の挙動シミュレーションシステムをさらに改良し,Super-Helicesと呼ばれる計算モデルを導入することにより,カールヘアなどを含んだよりリアルな動きを追求するとともに,GPUなどによる並列計算に適したアルゴリズムを開発した.また,高速な乱流計算アルゴリズムとサブパーティクルを用いた細かな渦表現手法を提案,現実的な振る舞いを表現可能で高速な流体シミュレータを開発し,実験によりその効果を確認した.当初予定していた拡張インタフェースとの統合はまだなされていないが,これら開発したシミュレータを組み合わせることで可能になると考えられる.また,これらの研究成果は国内外の学会で発表している.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] A Fast Simulation Method Using SPH and Wavelet for Turbulent Flow2010

    • 著者名/発表者名
      M.Fujisawa
    • 学会等名
      20^<th> International Conference on Artificial Reality and Telexistence (ICAT2010)
    • 発表場所
      Adelaide, Australia
    • 年月日
      2010-12-02
  • [学会発表] Super-Helicesに基づく対話的な髪のシミュレーション2010

    • 著者名/発表者名
      光武雅人
    • 学会等名
      ビジュアルコンピューティングワークショップ2010
    • 発表場所
      舘山寺,静岡
    • 年月日
      2010-11-26
  • [学会発表] 粒子法における乱流を考慮した流体表面の改良2010

    • 著者名/発表者名
      三村豪
    • 学会等名
      情報処理学会グラフィックスとCAD研究会第140回研究発表会
    • 発表場所
      熱海,静岡
    • 年月日
      2010-09-09
  • [学会発表] 粒子法とウェーブレット解析によるリアルタイム乱流シミュレーション2010

    • 著者名/発表者名
      藤澤誠
    • 学会等名
      グラフィックスとCAD/Visual Computing合同シンポジウム2010
    • 発表場所
      神奈川工科大学,神奈川
    • 年月日
      2010-06-26

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公開日: 2012-07-19  

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