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2010 年度 実績報告書

3次元物体モデルのテクスチャ情報を考慮した類似検索に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21700127
研究機関放送大学

研究代表者

鈴木 一史  放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, 准教授 (90332147)

キーワード類似検索 / 3次元物体モデル / 3次元高次局所自己相関特徴 / フラクタル次元 / ソリッドテクスチャ
研究概要

テクスチャが付加された3次元物体モデルの類似検索に関するアルゴリズムの研究をおこなった。1990年代後半より、3次元物体モデルの類似検索に関する様々な研究が行われてきた。これらの検索手法では、3次元物体モデルの形状に着目して類似検索を行っているが、本研究では、3次元物体モデルのテクスチャパターンに基づいて類似検索や分類を可能にした。本手法のテストを行うため、2次元テクスチャ画像から3次元ソリッドテクスチャを合成し、この3次元ソリッドテクスチャを3次元物体モデルに付加した。そして、テクスチャが付加された3次元物体モデルの実験用データベースを合成した。このデータベースを用いて類似検索の実験を行った。データベース内の3次元物体モデルは、開発したソフトウェアプログラムによって解析し、テクスチャパターン特徴を各3次元物体モデルから抽出した。テクスチャパターン特徴は、3次元高次局所自己とフラクタル次元から計算した。2つの特徴は、しばしば2次元画像解析等に用いられる特徴であるが、本研究では、3次元ボリュームデータとして作成された3次元物体モデルから特徴が抽出できるように、この2つの手法を3次元拡張した。また、システムは高速な特徴抽出のため、マルチコアCPUに対応した並列演算処理機能を組み込んだ。実験用システムによって、テクスチャが付加された3次元物体モデルの類似検索と分類が可能になった。実験では、良好な適合率・再現率となる類似検索が実現できた。本手法は、従来の形状に基づく3次元物体モデルの類似検索と同時に活用することで、テクスチャパターンに基づく3次元物体モデルの類似検索も可能になり、類似検索のパフォーマンスを向上させることが期待できる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] A 3D Solid Texture Feature Computation Method Using Multi-Core CPU Architectures2010

    • 著者名/発表者名
      Motofumi Suzuki, Yoshitomo Yaginuma, Haruo Kodama
    • 学会等名
      International Conference Parallel and Distributed Computing and Systems (PDCS 2010)
    • 発表場所
      Marina Del Rey, USA
    • 年月日
      2010-11-10
  • [学会発表] A Statistical Method for Selecting Pattern Descriptors of Textured 3D Models2010

    • 著者名/発表者名
      Motofumi Suzuki, Yoshitomo Yaginuma, Haruo Kodama
    • 学会等名
      World Congress on Engineering and Computer Science (WCECS2010, ICIMT),
    • 発表場所
      San Francisco, USA
    • 年月日
      2010-10-22

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公開日: 2012-07-19  

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