数値解析による頭部周辺の音場解析と個人性要因の解明

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21700128
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: メディア情報学・データベース
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 大谷 真 信州大学, 工学部, 助教 (40433198)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: バーチャルリアリティ / 頭部伝達関数

研究概要

頭部周辺,特に外耳周辺の音響現象を数値シミュレーションにより解析し,耳元で観測される頭部伝達関数の個人性の要因について検討した。その結果,正中面内の様々な位置の音源に対して,耳介キャビティ内で生じる共鳴現象の詳細が明らかになった。さらに,耳介上部の構造がHRTFに大きな影響を持つこと,また,結果として,知覚的にも音像定位に大きな影響を持つことが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] バイノーラル技術の基礎と応用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大谷真、岩谷幸雄、矢入聡
  • 雑誌名: 騒音制御 33巻 ページ: 197-203
• [学会発表] HRTFのノッチ周波数における耳介モードの系統的変化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大谷真
  • 学会等名: 日本音響学会春季研究発表会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-03-02
• [学会発表] 耳介部位充填が正中面音像定位およびHRTFに与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山羽亮輔
  • 学会等名: 電子情報通信学会応用音響研究会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2010-10-14
• [学会発表] 頭部伝達関数における耳介表面音圧の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大谷真
  • 学会等名: 電子情報通信学会応用音響研究会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2010-10-14
• [学会発表] 耳介表面の音圧分布と頭部伝達関数の関連についての考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大谷真
  • 学会等名: 日本音響学会秋季研究発表会
  • 発表場所: 吹田
  • 年月日: 2010-09-07
• [学会発表] Numerical analysis of HRTF spectral characteristics based on sound pressures on a pinna surface (2010)
  • 著者名/発表者名: Makoto Otani
  • 学会等名: 20th International Congress on Acoustics
  • 発表場所: シドニー
  • 年月日: 2010-08-27
• [学会発表] 体位及び耳介形状が正中面下方の音像定位に与える影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山羽亮輔
  • 学会等名: 電子情報通信学会応用音響研究会
  • 発表場所: 長岡
  • 年月日: 2009-10-22