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2010 年度 実績報告書

災害救助エージェントシミュレーションの環境の定量化と分類

研究課題

研究課題/領域番号 21700177
研究機関愛知大学

研究代表者

岩田 員典  愛知大学, 経営学部, 准教授 (80367606)

キーワード災害救助シミュレーション / マルチエージェントシステム / 道路ネットワーク / デマンドバスシミュレーション / 自己組織化マップ / グラフ理論 / 準最適化
研究概要

国土交通省の公開している道路地図25000を利用して,道路を辺,交差点を頂点としたグラフを定義した。そして、生成されたグラフ構造を用いて、その直径、最短経路長、局所連結度、最大フローなどを求め地図の難しさを表す指標の制定を行った。それらに基づき、「地図の難しさ」=「エージェントの移動の難しさ」という視点から、地図の構造に基づく特徴を定量化することを試みた.また、災害救助シミュレーション(RoboCupRescueシミュレーション)においては建物の配置や密度もシミュレーション結果に大きく影響すると考えられるので、それらに関しても地図の難しさを表す指標を定めた。
これらの指標がシミュレーション結果とどの程度関連があるかの分析を行った。その結果として関連が深いものとそうではないものがあることが判明し、関連が深いものを抽出するために統計手法の多重共線性を利用した。そして、抽出した指標を用いることでよりシミュレーション結果と関連が深い指標を導き出せることを示した。また、これらの指標を用いると、道路に関しては11次元、建物に関しては16次元にもなるため地図のどのような特性を表しているのかが判別しにくいという問題が残った。そこで、これら多次元情報を2次元もしくは3次元に写像する手法として自己組織化マップを利用し、その結果としてこれらの指標が地図を大きく二つのグループに分けることができるということを明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Improving Accuracy of an Artificial Neural Network Model to Predict Effort and Errors in Embedded Software Development Projects2010

    • 著者名/発表者名
      Kazunori Iwata, Toyoshiro Nakashima, Yoshiyuki Anan, Naohiro Ishii
    • 雑誌名

      Studies in Computational Intelligence, Springer

      巻: Vol.295 ページ: 11-21

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ニューラルネットワークを利用した組み込みソフトウェア開発における総工数とエラー予測モデル2010

    • 著者名/発表者名
      岩田員典, 中島豊四郎, 阿南佳之, 石井直宏
    • 雑誌名

      電気学会論文誌C(電子・情報・システム)

      巻: Vol.130-C, No.12 ページ: 2167-2173

    • 査読あり
  • [学会発表] Optimal maintenance policies for cumulative damage models with random working times2010

    • 著者名/発表者名
      Xufeng Zhao, Toshio Nakagawa, Kazunori Iwata
    • 学会等名
      4th Asia-Pacific International Symposium on Advanted Reliability and Maintenance Modeling (APARM 2010)
    • 発表場所
      Victoria University of Wellington, New Zealand
    • 年月日
      20101200
  • [備考]

    • URL

      http://www.aichi-u.ac.jp/tsearch/AUT_detail.aspx?pid=11338

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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