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2010 年度 実績報告書

高度眼球センシングによるライフログの拡張

研究課題

研究課題/領域番号 21700187
研究機関東京大学

研究代表者

味八木 崇  東京大学, 大学院・情報学環, 特任助教 (50511961)

キーワードライフログ / センシング / 生体計測 / 画像処理 / ユーザインタフェース
研究概要

本研究の目的は、高速かつ精細なセンシング技術を応用することにより眼球状態とその運動を詳細に取得し、その画像群・時系列トラッキング情報などから得られる生体情報を利用することにより、ライフログアプリケーションの拡張を行うことである。従来の眼球微細運動のセンシング研究では、固定設置の大規模な装置が用いられており、人間の日常を記録することができない問題があった。本研究の成果により、眼球状態のセンシングが従来よりも小型の装置で実現可能となり、作業環境やウェアラブル環境でのセンシング結果をライフログ応用につなげるための基盤技術となることが期待できる。
前年度までに構築したセンシング機構をもとにして平成22年度は視線情報を利用したユーザインタフェースを含むライフログアプリケーション構築と、その評価を行った。このアプリケーションによって、利用者の視線情報を常時記録することが可能であり、さらに画像処理技術の併用することにより、視界中のどのオブジェクトに注目していたか、を記録することが可能となった。従来ライフログ研究では膨大な蓄積映像から人間の記憶想起にとって意味のあるインデックスを生成することが大きな課題であったが、本研究のように視界映像とともに視線情報を記録することによって、より人間の記憶に即した映像の構造化が可能になると考えられる。また、映像の記録だけでなく、リアルタイムの視線情報を利用した情報提示・作業補助など、ウェアラブル環境で視線計測が可能となることにより様々なアプリケーション展開が可能となる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 実世界インタフェースの新たな展開:3.集合知センシングによる実世界インタフェース(解説論文)2010

    • 著者名/発表者名
      味八木崇, 暦本純一
    • 雑誌名

      情報処理

      巻: Vol.51,No.7 ページ: 775-781

  • [学会発表] Aided Eyes : Eye Activity Sensing for Daily Life2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Ishiguro, A.Mujibiya, T.Miyaki, J.Rekimoto
    • 学会等名
      Pervasive 2010 video paper
    • 発表場所
      Helsinki, Finland
    • 年月日
      20100517-20100520

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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