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2009 年度 実績報告書

感性的なかかわり合いを援助するための概念空間分節化エージェントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21700242
研究機関大阪府立大学

研究代表者

野津 亮  大阪府立大学, 工学研究科, 助教 (40405345)

キーワード強化学習 / 概念空間 / コミュニケーション / エージェント / 社会シミュレータ
研究概要

本研究はエージェントが学習の中で自らの概念空間を分節化し,学習の効率化に役立て,その適応的なプロセスを視覚化することによって共感的な人間-エージェント間の関係や新しい(マルチ)エージェントモデルを構築するものである.本研究はそのような共感的なコミュニケーションを支援するエージェントを設計し,実装することを目標とする.本研究のエージェントの持つ一番大きな特性は,エージェントが自らの学習のための探索空間を自らの試行錯誤の過程の中で徐々に分節化していく点(分割,統合,軸のぶれ等を繰り返す)にある.これにより,分解能が足りず通常では全く学習が進まないような状況においてさえ,同等の条件で適切な行動を獲得していくことを確認している.本研究で提案するエージェントは概念空間の分割の自由度と処理できる情報量,メモリの制限を適度に組み合わせる.強化学習エージェントとしての性能を上げるためのマルチエージェントシステムの設計,自律移動ロボットシミュレーターの環境をプログラミングを行い,国際会議,国内,国際学術誌(予定)で発表,投稿した.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Visualization of Balancing Systems Based on Naive Psychological Approaches2009

    • 著者名/発表者名
      A.Notsu, K.Honda, H.Ichihashi, O.Katai
    • 雑誌名

      AI & Society 23,2

      ページ: 281-296

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Contraction Algorithm in State and Action Space for Q-learning2009

    • 著者名/発表者名
      A.Notsu, K.Honda, H.Ichihashi, H.Wada
    • 雑誌名

      Proc. of 10th International Symposium on Advanced Intelligent Systems

      ページ: 93-96

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Particle Swarm in State and Action Space for Q-learning2009

    • 著者名/発表者名
      A.Notsu, K.Honda, H.Ichihashi, H.Wada
    • 雑誌名

      Proc. of 10th International Symposium on Advanced Intelligent Systems

      ページ: 102-105

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Proposal for Notion Learning of Reinforcement Learning2009

    • 著者名/発表者名
      A.Notsu, K.Honda, H.Ichihashi
    • 雑誌名

      Proc. of Social Intelligence Design 2009

      ページ: なし(USBフラッシュメモリ)

    • 査読あり
  • [学会発表] 認知的均衡に基づいた社会シミュレーション2009

    • 著者名/発表者名
      野津亮, 本多克宏, 市橋秀友
    • 学会等名
      第11回日本感性工学会大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-08-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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