研究課題
本研究の目的は、ユーザの情況推定、プロファイルに基づく意志疎通・判断・理解支援による共同作業支援システムの開発を行うことである。情況とは、精神的・肉体的状況を含めた様子の事である。提案するシステムは、様々な生体情報や文脈情報など多種多数の異種情報を融合することにより、ユーザの情況を推定し、推定された情況情報に基づいてウェブに情報を反映したり、ユーザにメッセージを送ったりするなどして意志疎通・判断・理解支援を行う。これを実現するためには、様々な要素技術の確立とその統合方式の開発が必要であり、本年度は、以下の内容を実施した。(1)ノイズの影響を考慮した複数センサーの統合アーキテクチャについて提案し、国際会議において発表した。(2)ユーザの挙動解析のため、USBカメラによる動画像から、顔の向き変化、余所見などをロバストに検知するためのセンサーフュージョン手法について提案し、国際会議において発表した。(3)遠隔会議におけるユーザに対する有効な情報提示方法を検証するため、ユーザの認知プロファイルと有効な情報提示方法についての提案と検証を行い、この結果を国際会議において発表した。(4)ユーザの操作情報を基にしてユーザの感性プロファイルを作成し、ユーザの作業支援を行う方式を提案・検証し、論文誌に投稿した。(5)仮想空間を用いた協調システムにおける理解ミスについての解析、ミス検知とそれに対するユーザ支援システムの提案を行い、国際会議において発表すると共に論文誌に投稿した。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 13件)
Multimedia Tools and Applications, Springer
巻: doi:10.1007/s11042-010-0690-0 ページ: 1-16
Proc.of 2011 IEEE 11th International Conference on Advanced Learning Technologies (IEEE ICALT2011)
巻: (採録決定)
Proc.of the Third International Workshop on Virtual Environment and Network-Oriented Applications (VENOA 2011)
Proc.of the 2011 International Conference on Database Theory and Application (DTA 2011)
Artificial Intelligence for Engineering Design, Analysis and Manufacturing (AIEDAM)
巻: doi:10.1017/S0890060410000156 ページ: 1-16
Journal of Educational Computing Research
巻: vol.42, number 4 ページ: 355-383
Proc.of the 6th International Conference on Signal Image Technology & Internet Based Systems (SITIS' 2010)
ページ: 225-232
ページ: 107-113
ページ: 74-79
Proc.of the 2010 IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics (SMC 2010)
ページ: 1127-1133
Proc.of 55th International Scientific Colloquium (IWK)
ページ: 571-582
Proc.of 2010 IEEE 10th International Conference on Advanced Learning Technologies (IEEE ICALT2010)
ページ: 488-492
Proc.of 2010 IEEE 24th International Conference on Advanced Information Networking and Applications Workshops (WAINA)
ページ: 61-67