研究概要 |
「放送と通信の融合」が進展するなか, CATVの地域メディアとしての存在意義や新たな可能性を探ることを目的とする.コミュニティ・チャンネルのネットワーク化・広域化は,地域性の希薄化という課題を抱えつつも,地域に応じた適切なエリア設定と運営の体制・しくみが工夫されれば,地域メディアとしての新たな役割を期待できる.また,インターネットの活用においても,住民がウェブを活用して主体的に行う情報発信活動などとの多様な連携を探っていくことが求められる.さらに,災害時に備えて,地域内の他のメディアとの機能的・有機的な連携を模索することも,地域の実情に応じたCATVの役割・存在意義の再発見につながりうる.
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