2010 年度研究成果報告書

溶液X線散乱法による天然解鎖蛋白質の精密構造解析

研究課題

研究課題/領域番号	21700322
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	生体生命情報学
研究機関	岩手医科大学 (2010) 長岡技術科学大学 (2009)
研究代表者	関安孝岩手医科大学, 薬学部, 講師 (30377220)
研究期間 (年度)	2009 – 2010
キーワード	分子シミュレーション / 天然解鎖蛋白質 / 溶液X線散乱法
研究概要	解鎖蛋白質の構造特性を研究するために,ポリペプチド・コンホメーションの新しい生成法を開発した。この方法からの予測と溶液X線散乱測定の結果を比較して,高濃度変性剤溶液中の蛋白質の構造特性を解析した。ポリペプチド鎖の平均自乗半径の残基数依存性とKratkyプロフィルの形の解析から,高濃度変性剤溶液は,蛋白質に対して良溶媒であることが確認された。また構造集団が実測データを再現するためには,主鎖二面角がα領域内にある確率が20～40%でなければならないことが分かった。