研究課題
若手研究(B)
小脳プルキンエ細胞は発達初期には複数の登上線維に支配されているが、生後3週間の間に単一登上線維に支配されるようになる(シナプス刈り込み)。本課題では、この過程へのGABA性伝達の関与を調べた。その結果、生後10日から16日目の刈り込み過程に、プルキンエ細胞体へのGABA性抑制性シナプス入力が関与することが分かった。また、GABA性抑制性シナプス入力は、登上線維がプルキンエ細胞体に誘発するカルシウム上昇の大きさを修飾することによってシナプス刈り込みに関与することを示唆する結果も得た。
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