Ptprzは、MMP-9やプラスミンによってectodomain sheddingを受けることが明らかにされているが、これらプロテアーゼはシナプス可塑的変化時に活性化する。脳組織から分画した神経シナプス後肥大部(PSD)には、Ptprzフラグメントが集積しており、シナプス部位でも同様にプロテオリシスされていることが判明した。既に同定されている基質分子Git1とMagi1の脱リン酸化サイトを特定し、Ptprzの基質モチーフを明らかにした。このモチーフ配列を用いることでpaxillin(Tyr118)を含む新たな基質候補分子を同定した。
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