研究課題
若手研究(B)
深い睡眠中、外界の嗅覚情報は嗅皮質まで到達せず脳の高次へと運ばれない。このとき、嗅皮質でどのような情報処理をしているのか不明であった。本研究によって、徐波睡眠中のラットの嗅皮質では、ニューロンの同期的な発火を伴う鋭波が出現することが明らかとなった。この鋭波に伴う情報は下位中枢である嗅球へも運ばれることが分かった。鋭波は、起きているときに経験した情報の再活性の場であると考えられ、再活性によって嗅覚記憶の固定化が進行すると考えられる。
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Journal of Neuroscience 31(22)
ページ: 8123-8133