研究課題
若手研究(B)
肩甲骨の位置異常が、投球動作中のインターナルインピンジメントに及ぼす影響について検討した。新鮮凍結屍体7 肩関節を用いて大結節と肩甲骨関節窩との間に挟まった腱板と上方関節唇にかかる圧力を計測した。肩甲骨内旋角度の増大により、腱板と上方関節唇にかかる圧力は統計学的有意に増大した。このことから野球選手の肩甲骨内旋角度が増加している場合には、インターナルインピンジメントによる腱板損傷や上方関節唇損傷のリスクが高くなると考えられた。肩甲骨の位置異常は投球障害肩を予防する上で重要な診察所見と考える。
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