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2010 年度 実績報告書

NICUにおける早産児の発達支援とその効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21700525
研究機関福島大学

研究代表者

高谷 理恵子  福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (90322007)

キーワード発達 / 脳・神経 / 睡眠覚醒リズム / 自発運動
研究概要

本研究は,(1)早産児の入院期間中・1-2ヵ月時点における自発運動の解析,(2))入院期間中から退院後の期間を含めた早産児の睡眠研究,(3)早産児のフォローアップによる発達状態の確認、および発達予後と(1)(2)との関係の検討、NICUにおける発達支援の在り方の模索により構成される.
平成21年度は,(1)の研究を立ち上げて,研究をスタートさせた.本年度も県内の病院と連携をとり,医療機関スタッフの協力を得ながら,早産児の入院中の自発運動,さらに満期後2カ月時点の2時点における自発運動の記録を継続して行った.
また睡眠研究に関しては,昨年度、発達に問題のない2例の早産児の睡眠リズムの発達を,満期産乳児の発達と比較検討し,その結果を報告した.今年度は,発達に問題のない早産児を対象にするだけでなく,早産児に多く含まれる発達障害児やボーダーラインにある子どもも含めた睡眠リズム研究を実施した.具体的には,0~4歳までの早産児を対象としたアンケート調査を実施し,早産児の睡眠リズムの現状の把握を試みた.今回の研究対象とされた家族は327名であり,そのうち144通が回収された(回収率44%).対象児の中には,フォローアップ研究で発達障害が認められている子どもも含まれており,今後それぞれの早産児の睡眠リズムの分析と発達予後との関係について,分析を進める予定である.またアンケート調査には、NICUを通した育児支援の内容も盛り込み,今後,早産児の発達をどのように支援していくかを検討していくデータとして活用する予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 低出生体重児の発達予後と自発運動2010

    • 著者名/発表者名
      高谷理恵子
    • 雑誌名

      児童心理学の進歩2010年版

      ページ: 149-175

    • 査読あり
  • [学会発表] 乳児期初期における身体制御過程と発達予後2010

    • 著者名/発表者名
      高谷理恵子
    • 学会等名
      第2回機能的顎矯正治療を考える会
    • 発表場所
      郡山
    • 年月日
      2010-07-03

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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