NICU入院時から長期的な視点をもって実施できる早産低出生体重児の発達支援の在り方を検討した。その結果,出生体重が小さい子どもの親ほど育児困難感が高く,病院への要望として、子どもにあった育児方法に関する情報の提供が求められていること、しかしそれが地域へのサポート希求にはつながらないことが明らかとなった。また早産・低出生体重児の発達予後の検討では, 3歳時点の認知・適応課題においてアンバランスさが見られた。早産・低出生体重児は発達に課題を抱えている可能性があり、また家族の不安も大きいことから、地域よりも病院が核となり,長期的な発達支援・育児支援を展開することが効果的であると考えられた。
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