研究課題
若手研究(B)
本研究は歩行観察及び歩行イメージ中の皮質脊髄路の興奮性変化を経頭蓋磁気刺激法を用いて検討した.その結果,歩き始めや跨ぎ歩行などより皮質制御が求められる歩行の観察中には歩行周期に依存した興奮性変化が生じた.また,歩行イメージでは遊脚期に加えて立脚期においても興奮性が増大した.したがって,歩行機能回復のためにメンタルプラクティスを用いる場合,皮質制御が求められる歩行を観察することや観察とイメージ想起を組み合わせることが有効であることが示唆される.
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