萎縮筋における機械刺激による収縮機能改善のメカニズム解明

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21700558
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: リハビリテーション科学・福祉工学
• 研究機関: 鈴鹿医療科学大学 (2010-2011); 姫路獨協大学 (2009)
• 研究代表者: 笹井 宣昌 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (20454762)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 理学療法学 / 筋収縮力の回復

研究概要

骨格筋に加わる機械刺激の変化に応じて、その細胞内タンパク質合成系の働きが制御されて、筋が萎縮・肥大することが示唆された。これは、ラットの除神経筋萎縮や培養骨格筋細胞の実験結果によるものである。さらなるメカニズム解明に必要な、マウスの廃用性筋萎縮モデルを確立できた。これらの成果を、筋の萎縮・肥大に関連する細胞・分子メカニズムと筋収縮力改善との関連を解明することに繋げたい。

研究成果

• [雑誌論文] Involvement of PI3K/Akt/TOR pathway in stretch-induced hypertrophy of myotubes (2010)
  • 著者名/発表者名: Sasai N, 他6名
  • 雑誌名: Muscle Nerve 巻: 41巻 ページ: 100-106
  • 査読あり
• [雑誌論文] Repetitive stretch suppresses denervation-induced atrophy of soleus muscle in rats (2009)
  • 著者名/発表者名: Agata N, Sasai N, 他5名
  • 雑誌名: Muscle Nerve 巻: 39巻 ページ: 456-462
  • 査読あり
• [学会発表] 初代筋管培養細胞に対する電気刺激による形態応答 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉岡潔志
  • 学会等名: コ・メディカル形態機能学研究会第10回学術集会
  • 発表場所: 愛知県春日井市
  • 年月日: 2011-09-17
• [学会発表] Association between PI3K/Akt/TOR pathway and stretch-induced hypertrophy in primary cultured chick myotubes (2011)
  • 著者名/発表者名: 笹井宣昌
  • 学会等名: 第8回国際比較生理生化学会議
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2011-06-02
• [学会発表] 除神経による機械刺激の減少がコスタメア構造に及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 縣信秀
  • 学会等名: 第18回日本物理療法学会学術大会
  • 発表場所: 東京都大田区
  • 年月日: 2010-10-16
• [学会発表] Involvement of PI3K/Akt/TOR pathway in stretch-induced hypertrophy of primary cultured myotubes (2010)
  • 著者名/発表者名: 笹井宣昌
  • 学会等名: 第87回日本生理学会大会
  • 発表場所: 岩手県盛岡市
  • 年月日: 2010-05-20
• [学会発表] 除神経ヒラメ筋におけるpaxillinの局在とFAKリン酸化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 縣信秀
  • 学会等名: 第115回日本解剖学会全国学術集会
  • 発表場所: 岩手県盛岡市
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] Repetitive Stretching Suppresses Muscle Atrophy in Denervated Soleus Muscle via Akt/mTOR pathways (2009)
  • 著者名/発表者名: 縣信秀
  • 学会等名: 第36回国際生理学会世界大会
  • 発表場所: 京都府京都市
  • 年月日: 2009-07-29
• [学会発表] 筋萎縮に伴うコスタメア構造の変化とFAKリン酸化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 縣信秀
  • 学会等名: 第44回日本理学療法学術大会
  • 発表場所: 東京都千代田区
  • 年月日: 2009-05-29