• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

神経心理学と臨床心理学に基づいた配信型認知リハビリテーション環境の展開と拡充

研究課題

研究課題/領域番号 21700563
研究機関福山大学

研究代表者

松本 優花里 (橋本 優花里)  福山大学, 福山大学・人間文化学部, 准教授 (70346469)

キーワード高次脳機能障害 / 認知リハビリテーション / インターネット
研究概要

平成21年度は,近畿大学工学部情報システム工学科徐丙鉄准教授と,そのゼミ生の協力を得て,新しい配信システムの開発と,具体的なコンテンツの作成を行なった。サイトではスタッフ専用のページと,個人用のページを設け,スタッフ専用ページでは,自分が担当する者の課題実施状況や成績等を一覧し,管理できるようにし,個人用ページは自分のこれまでの課題に実施履歴や,課題に関する相談,あるいはスケジュール管理ができるように環境を整えた。また,課題のみならず,きき手テスト,ギャンブリング課題や視野測定課題など,臨床現場で有効と考えられるツールも搭載した。ページアドレスは下記の通りであるhttp://reha.heteml.jp/html/top.html。リハビリテーション課題は,注意障害の改善を目指した「パネル消し」,記憶障害の代償を目指した「パネル記憶」,遂行機能障害の改善を目指した「お買い物ゲーム」等のほか,コンピュータの特性を生かした運動を用いた課題「ストップピクチャー」を搭載した。現在,公開に向けてサイト内の調整を行なっているところであり,平成22年度は課題の効果測定や,ユーザビリティの評価が中心となる予定である。
また,今年度は携帯型端末での配信可能性や利用可能性を検討するため,iphoneを購入し,その操作環境やコンテンツを検討した。今後は,現在開発されているフリーのソフトをリハビリテーション用のソフトとしてわかりやすく紹介することを考えている。さらに,平成22年度はandroid携帯端末におけるソフトの検討や開発も視野に入れることを目標としている。
また,平成21年度の実施計画にはcomputer-Assisted Counselingシステムを利用した認知行動療法プログラムの開発に関する検討も含まれていたが,これについては22年度の課題とする。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 表情認知のメカニズムとその障害について2010

    • 著者名/発表者名
      光戸利奈・橋本優花里
    • 雑誌名

      福山大学こころの健康相談室紀要 4

      ページ: 83-88

  • [学会発表] びまん性軸策損傷患者の表情認識能力2009

    • 著者名/発表者名
      澤田梢・橋本優花里・光戸利奈・吉田弘司・丸石正治
    • 学会等名
      第33回日本神経心理学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-09-25
  • [学会発表] 高次脳機能障害のための配信型認知リハビリテーションシステムの開発2009

    • 著者名/発表者名
      橋本優花里・光戸利奈・澤田梢・丸石正治
    • 学会等名
      第33回日本神経心理学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-09-24
  • [学会発表] 表情認識に及ぼす個人特性の影響-表情認識課題による検討-2009

    • 著者名/発表者名
      橋本優花里・吉田弘司・光戸利奈
    • 学会等名
      第73回日本心理学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2009-08-27
  • [学会発表] 表情に対する感受性の精密測定(1)-社会的シグナルに対する新しい認知能力テストの開発-2009

    • 著者名/発表者名
      吉田弘司・熊田真宙・橋本優花里・澤田梢・丸石正治・宮谷真人
    • 学会等名
      第73回日本心理学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2009-08-27
  • [学会発表] 表情に対する感受性の精密測定(2)-加齢効果の検討-2009

    • 著者名/発表者名
      熊田真宙・吉田弘司・橋本優花里・澤田梢・丸石正治・宮谷真人
    • 学会等名
      第73回日本心理学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2009-08-27
  • [備考]

    • URL

      http://reha.heteml.jp/html/top.html

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi