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2011 年度 実績報告書

神経心理学と臨床心理学に基づいた配信型認知リハビリテーション環境の展開と拡充

研究課題

研究課題/領域番号 21700563
研究機関福山大学

研究代表者

松本 優花里 (橋本 優花里)  福山大学, 人間文化学部, 准教授 (70346469)

キーワード高次脳機能障害 / 認知リハビリテーション / インターネット
研究概要

平成23年度は,前年度に引き続き近畿大学工学部情報システム工学科徐丙鉄准教授と,そのゼミ生,および認知リハビリテーションの臨床現場で働く心理士の協力を得て,配信システムの充実と,具体的なコンテンツの作成を行なった。ページアドレスは次の通りであるhttp://reha.heteml.jp/html/top.html。
配信システムについては,これまでのシステムの不具合を調整し,利用者と支援者が使いやすいものになるような工夫を行なった。具体的には,まず,利用者がログインしやすい画面構成と利用者の継続的な利用行動につながるようなエンカレッジ機能の追加が挙げられる。特に,エンカレッジ機能においては,利用者のログイン時,課題開始時,課題終了時,そして1日の時間に合せて,利用者を励ますようなメッセージや,利用者への情報提供となるようなメッセージを随時画面上に提示するようにした。また,支援者については,家族をも支援者として関われるようにし,支援者が出来るだけ簡単に利用者の登録ができ,利用者のモニタリングができるシステム構成を目指した。
具体的なコンテンツについては,高次脳機能障害にたいする心理教育や情報提供の充実に力を入れ,障害を分かりやすく説明した4コマ漫画や,障害の特徴を具体的に示した電子版セルフヘルプブックを追加した。また,臨床現場の声を反映し,android携帯端末で使用できる「声のものさし」アプリの開発に着手した。これは,会話等で声の大きさが調整できない場合に使用し,話者の声が大きくなると画面上にアラートが表示されるものである。
なお,これらの成果については,「認知リハビリテーションにおけるインターネット技術の活用-実践と展望-」としてまとめ,電子情報通信学会誌Vol.J95-D,No.5,pp,-,May.2012に掲載予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 認知リハビリテーションにおけるインターネット技術の活用-実践と展望2012

    • 著者名/発表者名
      橋本優花里, 他
    • 雑誌名

      電子情報通信学会

      巻: J95-D(5)(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 表情認識における加齢の影響について-表情識別閾の測定による検討2011

    • 著者名/発表者名
      熊田真宙・吉田弘司・橋本優花里, 他
    • 雑誌名

      心理学研究

      巻: 82(1) ページ: 56-62

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 元気高齢者のための支援技術開発の必要性2011

    • 著者名/発表者名
      武長龍樹・増本康平・橋本優花里, 他
    • 雑誌名

      ヒューマンインターフェース学会論文誌

      巻: 13(4) ページ: 23-28

    • 査読あり
  • [学会発表] 現場に役立つ心理学(2)-認知リハビリテーションにおける評価と実践2011

    • 著者名/発表者名
      橋本優花里・柴崎光世・澤田梢
    • 学会等名
      日本心理学会第75回大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2011-09-17
  • [備考]

    • URL

      http://reha.heteml.jp/html/top.html

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公開日: 2013-06-26  

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