研究概要 |
高次脳機能障害に対するリハビリテーションのひとつに,認知リハビリテーションがある。認知リハビリテーションでは,障害された認知機能に対する認知的アプローチ,障害受容を働きかける心理的アプローチ,そして,本人を取り巻く周囲へ働きかける心理教育的アプローチの3つがある。認知リハビリテーション領域における情報通信技術の導入は,主に認知的アプローチの枠組みで行なわれているが,情報通信技術を用いることで,その効率化を目指すことが可能である。本研究では,まず,情報通信技術の中でもインターネットの利用に注目し,従来から医療機関において行なわれている認知的アプローチのみならず,心理的アプローチや心理教育的アプローチも視野に入れた,認知リハビリテーションサイトの開発を行なった。
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