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2009 年度 実績報告書

プロソディの音声解析を活用した基本的言語形成期における自閉症超早期診断ツール開発

研究課題

研究課題/領域番号 21700565
研究機関川崎医療短期大学

研究代表者

中井 靖  川崎医療短期大学, 医療保育科, 助教 (80462050)

キーワード自閉症 / プロソディ / 音声解析 / 早期診断 / 早期介入 / 言語発達 / 乳幼児期 / 了ども
研究概要

神戸大学大学院保健学研究科、同大学院工学研究科、同大学院人間発達環境学研究科と連携して、本年度は自閉症児及び(1)健常児の音声収録、(2)独自の音声解析プログラムの開発、(3)学会発表を行った。(1)自閉症児の音声収録は神戸大学医学部附属病院、神戸市総合児童センターにて、また健常児は医療法人財団パルモア病院にて、さらに難聴幼児通園施設・神戸市立ひばり学園にて実施した。これにより、自閉症児10名、健常児25名、聴覚障害児1名の音声データを収集した。収集機材は襟元に装着する有線ピンマイク、音声をデジタルデータに変換するオーディオキャプチャ、そのデータの出力先であるモバイルノートパソコンの3点である。音声収録は本研究代表者及び保健学研究科の大学院生で行った。(2)Math Works社製の解析ソフトウェアであるMATLAB及び同社の信号処理ツールであるSignal Processing Toolboxを基に、工学研究科及び人間発達環境学研究科と連携して、独自の音声解析プログラムの開発に取り組んだ。自閉症児の音声解析に関する研究はこれまでに十分されておらず、試行錯誤を通じてプログラムの開発を重ねてきた。現段階では音声ピッチ及び音声波形に絞っており、より詳細な、より簡便なプログラムの開発を進めている。(3)国際学会であるSARMAC(応用記憶認知学会)にて本研究の経過発表を行った。これにより、国際的視点からの情報や意見を交わすことができ、本研究の意義について再認識することができた。次年度は、自閉症児の医療臨床からの新たな知見を得るため、日本小児科学会及び日本小児保健学会等にて発表する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 新生児聴覚スクリーニングの現状と課題2010

    • 著者名/発表者名
      高田哲、中井靖
    • 学会等名
      第23回近畿小児科学会
    • 発表場所
      ピアザ淡海 滋賀県立県民交流センター(滋賀県)
    • 年月日
      2010-03-14
  • [学会発表] Prosodic features of individuals with autism in conversation using developmental test and cepstrum analysis2009

    • 著者名/発表者名
      中井靖
    • 学会等名
      SARMAC VIII
    • 発表場所
      京都平安会館(京都府)
    • 年月日
      2009-07-27

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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