研究課題
平成22年度の研究計画に基づき、Webページの情報提示のためのレイアウト提示部とテキスト提示部を統合し、パソコン(PC)上のウェブプラウザ上で動作するプロトタイプFingerSkitterを作成した。プロトタイプは、JavaScriptを用いたブックマークレットの形態を取り、Webブラウザ上のブックマークとして登録し、それを呼び出すことで任意のWebページを指先を用いての読み上げを提供する。FingerSkitterは利用者が必要な情報にいかに素早く辿りつけるかを第一の目的とし、以下のページ全体の概要を掴むための機能と、ページ中から必要箇所を読み上げる機能を提供するよう設計した。●ページ概要の提示FingerSkitterは、利用者がWebページの概要を掴むための次の挙げる4つのボタンをWebページ上方に追加する。1.Skitterボタンページ内の単語をランダムに読み上げる。2.Intro.ボタンページ内の段落の先頭から数単語を順に読み上げる。3.Headlinesボタンページ内の見出しを順に読み上げる。4.Imagesホタンページ内の画像の代替テキストを順に読み上げる。●文章の読み上げタッチパネル上で触ることで、Webページ内の単語は読み上げられ、さらに2回連続でタップすることでをの単語を含む文章が読み上げられる。3回連続タップすると、その単語を含む段落全体が読み上げられる。このプロトタイプをICCHP2010にて発表し、実際に使用してもらうことで改良点の洗い出しを行なった。
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ICCHP 2010, Computers Helping People with Special Needs
巻: 1 ページ: 366-367